2015-01-09

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原油の急落とギリシャの政局不安をどう見るか PART2

シェールガスやシェールオイルの開発を行なう資源会社は、一般的にエネルギー企業と呼ばれることが多い。これは米国流の呼称を直訳したものだ。こうした新興のエネルギー企業が発行したジャンク債(ハイイールド債)の総額は約3000億ドル、円換算で36兆円程度になるという。原油の急落でエネルギー企業の経営破綻が相次ぎ、大量のジャンク債が次々にデフォルトすると恐れられていたが、きのう、その第一号が出てしまった。報道によると、テキサスのWBHエナジー社が負債60億円を抱えて破産法の適用を申請したという。しかしながら、昨年10月中旬、12月上旬、そして今回とたび重なる世界同時株安で、原油急落による悪影響は相当に株価や為替相場に織り込まれつつある。もちろん、エネルギー企業の経営破綻が相次ぐのはこれからだが、それはもう半分近く相場に織り込まれた可能性がある。なにしろ、悪材料の連鎖は投機筋の活躍によって極めて短期間に相場に織り込まれてしまう性質がある。それに対して、原油急落のプラスの影響が相場に織り込まれるのは、マイナスの影響が織り込まれた後、非常にゆっくり、しかも長期にわたって少しずつ相場に織り込まれる。いわ...