2014-11-19

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政治空白期間の円安に注意

安倍総理はきのう、衆議院を21日に解散すると明言した。投票日は来月14日だが、組閣はクリスマスの25日か、26日になるという。つまり、丸1カ月以上、事実上の政治空白期間ができることになる。年末に向けて、ただでさえ為替相場が動きやすい時期だけに(去年もドルとユーロは年末に最高値をつけている)、今年は一段と激しい動きが予想される。個人的には、この政治空白期間に1ドル=120円以上の円安が起こると見ていて、勢いがつけば125円くらいまではありうると思っている。何しろ、先月末の①日銀追加緩和に加えて、②消費税増税延期と③解散総選挙である。このいずれもが強烈な円安要因であるうえに、ワンツースリーが同時期に重なることは奇跡に近い。このタイミングでヘッジファンドが円安を仕掛けない手はないと思える。「掉尾の一振」という相場格言がある。年末に向けて株高が起こりやすいことを表したもので、一種のアノマリー(理論では説明できない規則性)だ。ヘッジファンドによる「円売り・日本株買い」のアベ・トレードが再び活発化するのは間違いないだろう。ただし、選挙で自民党が大きく議席を減らせば、その限りではない。現在は公明党と...