ブログ(会員限定) 内外の決算・節税対策売りで急落
10月は株価の急落が起こりやすいシーズンとはいえ、さすがに先週木曜日の急落は意外感が強かった。急落の原因として最有力と思われるのは、国内機関投資家のいわゆる「益出し」の売りと、外国人投資家の節税対策(損益通算)の売りである。日本の機関投資家の売りは、上期(4月から9月)の運用パフォーマンスが9月末で確定したので、10月1日から評価益の大きい銘柄を売って、下期のポートフォリオを組み直す動きの一環である。決算期のない個人投資家にはわかりづらいが、決算期ごとのパフォーマンスで評価される機関投資家の運用担当者は、そうした決算期にとらわれた機械的な運用を行なう人が少なくない。はっきり言って馬鹿げた投資戦略である。一方、9月下旬からの米国株相場の乱高下と10月に入ってからの急落は、米国の投資信託の決算期が10月に集中していることからもたらされている。日経などの市況解説ではそんな話はひとつも出なかったりするが、株価が需給関係で決まる以上、この時期は米投資信託の決算対策売りで株価が急落しやすいのである。具体的には損失の大きい銘柄と、利益の大きい銘柄を同時に売ることで損益通算を行なう取引がこの時期に異常...
