2014-09-05

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株高政策重視の安倍改造内閣 PART2

安倍改造内閣の発足や自民党役員人事、日銀金融政策決定会合などがあったとはいえ、この1週間の株価と円相場の変動は大変なものだった。とりわけ、円相場が昨年末の安値である1ドル=105円40銭台をあっさり突破し、今日、105円70銭台をつけたのには驚いた。これまで歴史的な低さだったボラティリティ(変動率)が、一気に拡大してきたのは、まさしく嵐の予感である。ではどんな嵐が待ち構えているのだろうか?秋は世界的に株価や為替相場の大変動が起こりやすい時期だ。10月にはリーマン・ショック後の世界経済を支えてきた米量的緩和(QE3)も終了する。そして、11月4日には米中間選挙が控えている。ただ、日本株に最も影響しそうな材料は、やはりTPP(環太平洋経済連携協定)の合意が近いことだろう。今月10日までの日程で、ベトナムでTPP参加12カ国の主席交渉官会合が行なわれている。すでに7月までの会合で交渉全21分野のうち12分野が大筋で決着している。今回の会合で、さらに2〜3分野、大筋合意できる可能性がある。難航しているのは関税、知的財産、環境、国有企業改革(競争ルール)の4分野だが、この4分野を合意してしまうと...