2014-07-18

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FRBの警告はただごとではない

16日にFRBが一部の新興企業株について「行き過ぎだ」と警告したことは、非常に大きな意味があると思われる。FRBはイエレン議長の議会証言に合わせて金融政策報告書を公表。その中で「ソーシャルメディアやバイオ関連株の一角に大幅な割高感がある」と指摘した。ついでにジャンク債もバブルだと警告したのだが、そもそも中央銀行が業種を名指しして株価がバブルだと警鐘を鳴らすのは歴史上初めてである。それは金融当局がやることではないとの指摘も多く聞かれるが、あえて世界の市場関係者が注目していたイエレン議長の議会証言の場で特定セクターのバブルを警告したことの意味を考えるべきだ。すなわち、FRBはSNS関連株とバイオ関連株のバブルが金融市場にとって見逃せないリスクだと警告したのである。しかも、その警告はイスラエルのガザ侵攻とマレーシア機の撃墜という大事件の2日前に発せられている。1月にゴールドマンが出した「米国株は高すぎる」という警告にも共通する意図があるようにも思えなくはない。だいたい、ガザ侵攻とマレーシア機撃墜が米国市場のオプション最終取引日(SQ前日)に同時発生するというのは、どう考えてもタイミングがおか...