2014-01-29

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イベント通過で買い戻しへ

今日の深夜から未明にかけて、FOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表がある。量的緩和(QE)の追加縮小を行なうのかどうか、市場の見方は分かれているが、「追加縮小あり」を予想する向きが多いようだ。ではなぜ、今日の日経平均は400円以上も急伸したのだろうか。基本的には大イベント通過前に、買い戻しを急ぐヘッジファンドが多かったということだろう。世界同時株安のきっかけの1つとなったアルゼンチン・ペソやトルコ・リラなど新興国通貨の急落についても、トルコとインドが利上げに動いたことで、投機筋の買い戻しが一気に進み、「新興国通貨売り・円買い」の巻き戻しが起こった。連れて「円売り・日本株買い」のアベ・トレードが急速に活発化し、FOMCの結果を待たずして日経平均の急騰、円の急落が起きたと考えられる。新興国売りが沈静化した効果は意外に大きい。そもそも、アルゼンチンやトルコ、南アフリカなどの通貨が急落したところで、世界経済への影響は微々たるものだ。しかし、それによって円キャリートレード(円を売ってドルや新興国通貨などを買う取引)が大規模に巻き戻されるプロセスは、98年のアジア通貨危機やヘッジファンド危機を連...