2013-12

ブログ(会員限定)

共食い PART2

ミクシィの謎の暴騰で始まった相場の変調は、今日のミクシィの暴落で新たな局面に入ったと思われる。すなわち、これまで異常な高値まで買われてきたゲーム関連株など新興市場株や中小型株の調整局面入りである。もちろん、エイチームのように引き続き買われている銘柄もあるので一概には言えないが、これまで急騰してきた銘柄に関しては反動安を警戒すべきだろう。20日足らずでミクシィが8倍に大化けした(1150円→9060円)原因については、10日判明した信用買い残がわずか19万4000株しか増えておらず、合計でも106万株にしか達していないことから推測して、完全にヘッジファンドか、外資系金融機関の自己売買が犯人と見て間違いなかろう。ミクシィの出来高は12月3日に1073万株、6日に814万株まで膨らんでいるのに、信用規制がまったくかかっていないほど、信用取引比率の低い銘柄だから、個人投資家が主導した相場でないのは明らかだ。もっとも、ミクシィをダシに使って、これだけゲーム関連を中心とした中小型株の大相場を演出できたのだから、イベント費用としては格安だったと言っていい。「腐っても鯛」よろしく、赤字に転落したミクシ...
ブログ(会員限定)

共食い

先週末の米雇用統計が上振れして、市場は一気にリスク・オンに傾いてきた。これで再び円安・株高の様相になっているわけだが、年末を前に市場の変調とも言える現象が起きている。新興市場株や中小型株で、材料もないのに突然のように暴騰し続ける銘柄がいくつか出てきているのだ。その代表が東証マザーズのミクシィ(2121)。今日で9日連続ストップ高(一時を含む)になり、わずか20日足らずで株価は6倍に化けた。市況解説では、同社が手掛けるスマホ向けゲーム「モンスター・ストライク」に対する期待が高まっている、などと伝えられているものの、このゲームは11月末の利用者が30万人超に過ぎず、そんなもので株価が6倍になるとは到底思えない。ちなみに、ガンホーのパズドラは2100万ダウンロードを超えている。ミクシィは11月8日に発表した中間決算で、通期業績見通しを大幅下方修正して、黒字予想から一転して赤字転落としたため、株価も年初来安値近辺の1080円まで下げていたが、いま思えば、急落してもおかしくない状況だった。しかし、株価は発表前の1150円台から1080円までしか下げなかったところを見ると、このあたりはすでに投機筋...
ブログ(会員限定)

ボルカー・ルールの厳格適用決定でドル安・世界同時株安に PART2

前回書いた通り、株式相場はその後2日間とも大きく荒れた。きのうの日経平均は230円安、今日も寄り付きが65円安で始まって、午後1時半くらいまでプラス圏とマイナス圏を行ったり来たりしていたが、引け前の1時間で120円上げて終わった。今夜の米雇用統計の発表に加えて、来週火曜日には5つの米金融監督機関がボルカー・ルールを採決・承認するため、少なくともここまでは米国発で波乱含みの展開が予想される。さらに、来週末13日の日本のメジャーSQ、20日の米国市場のメジャーSQ、25日には日本の節税対策売りの最終日が来る。要は、25日まで気の抜けない、もしかすると足元をすくわれるような相場展開になりそうである。もっとも、言い方を変えれば、25日まではバーゲン・ハンティングのチャンスであり、おそらく、来年3月まではここが最後の格安セールというか、絶好の仕込み場になると思われる。ただし、個人投資家の節税売りについては、おそらく先月でピークアウトしたと思う。11月の個人投資家の売り越し額は過去最高の約2兆1000億円に達していて、これは東証信用買い残高2兆8300億円の74%に相当する膨大な金額だ。年間の売り...
ブログ(会員限定)

ボルカー・ルールの厳格適用決定でドル安・世界同時株安に

今日、日経平均は一時400円以上も急落した。ドル円相場も1円以上、円安に振れたが、その理由をきちんと解説しているメディアは今のところ見当たらない。おそらく、理由の90%以上は見出しに付けた通り、銀行の自己勘定取引などを規制するボルカー・ルールの厳格適用が決まりそうなことだ。SECや商品先物取引委員会(CFTC)など米国の5つの金融監督機関はきのう3日、来週10日(SECは10日頃と言っている)にボルカー・ルールの最終案を採決し、承認する見通しだという。このボルカー・ルールがどんだけすごいのかといえば、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、JPモルガン・チェースなど、少しでも預金を取り扱う金融機関は、自己勘定でリスクの高い先物取引やオプション取引が一切できなくなるほか、ヘッジファンドへの出資も禁止される。ただし例外もあって、もしもの場合に備えて(リスクの高い顧客のポジションが破綻した時などに備えて)、自己勘定でヘッジ取引だけは一部認められるという話だった。しかし、それが抜け穴になって、投資銀行が自己勘定取引をバンバンやるために顧客に巨額のポジションを積み上げさせるということも考え...
ブログ(会員限定)

アベ・トレード復活 PART4

12月相場に入って、相場の流れは微妙に変わってきたように思う。何度も書いているように、決算発表シーズンが11月半ばで終わってからというもの、テーマ株物色の色彩が濃くなっている。今日、東証一部値上がりランキング第1位になったマーベラスAQL(7844)は私がよく講演会などで取り上げる銘柄だが、アニメ関連の成長株として注目度が高い。今日は150円ストップ高の851円と21%も上がっている。値上がり第3位のだいこう証券ビジネス(8692)も、これまた私がよく取り上げる銘柄で、日本版NISA(少額投資非課税制度)で口座開設の特需が発生していると先週末に日経が伝えた。まさしく私の読み通りなのだが、これも150円ストップ高と16%も急騰。ともに年初来高値を大幅に更新した。最近、当ブログでは東証二部銘柄を取り上げることが多いが、直近で取り上げたマミヤ・オーピー(7991)、日本インター(6974)はともに今日15%前後急騰し、東証2部値上がりランキングの4位、2位に入った。マミヤ・オーピーは15日(終値で198円)に取り上げてからすでに6割近く暴騰、27日に取り上げた日本インター(当日の終値は195...