2013-12-09

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共食い

先週末の米雇用統計が上振れして、市場は一気にリスク・オンに傾いてきた。これで再び円安・株高の様相になっているわけだが、年末を前に市場の変調とも言える現象が起きている。新興市場株や中小型株で、材料もないのに突然のように暴騰し続ける銘柄がいくつか出てきているのだ。その代表が東証マザーズのミクシィ(2121)。今日で9日連続ストップ高(一時を含む)になり、わずか20日足らずで株価は6倍に化けた。市況解説では、同社が手掛けるスマホ向けゲーム「モンスター・ストライク」に対する期待が高まっている、などと伝えられているものの、このゲームは11月末の利用者が30万人超に過ぎず、そんなもので株価が6倍になるとは到底思えない。ちなみに、ガンホーのパズドラは2100万ダウンロードを超えている。ミクシィは11月8日に発表した中間決算で、通期業績見通しを大幅下方修正して、黒字予想から一転して赤字転落としたため、株価も年初来安値近辺の1080円まで下げていたが、いま思えば、急落してもおかしくない状況だった。しかし、株価は発表前の1150円台から1080円までしか下げなかったところを見ると、このあたりはすでに投機筋...