2013-12-04

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ボルカー・ルールの厳格適用決定でドル安・世界同時株安に

今日、日経平均は一時400円以上も急落した。ドル円相場も1円以上、円安に振れたが、その理由をきちんと解説しているメディアは今のところ見当たらない。おそらく、理由の90%以上は見出しに付けた通り、銀行の自己勘定取引などを規制するボルカー・ルールの厳格適用が決まりそうなことだ。SECや商品先物取引委員会(CFTC)など米国の5つの金融監督機関はきのう3日、来週10日(SECは10日頃と言っている)にボルカー・ルールの最終案を採決し、承認する見通しだという。このボルカー・ルールがどんだけすごいのかといえば、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレー、JPモルガン・チェースなど、少しでも預金を取り扱う金融機関は、自己勘定でリスクの高い先物取引やオプション取引が一切できなくなるほか、ヘッジファンドへの出資も禁止される。ただし例外もあって、もしもの場合に備えて(リスクの高い顧客のポジションが破綻した時などに備えて)、自己勘定でヘッジ取引だけは一部認められるという話だった。しかし、それが抜け穴になって、投資銀行が自己勘定取引をバンバンやるために顧客に巨額のポジションを積み上げさせるということも考え...