2013-06

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本格反騰 PART3

相場が底を打ったかどうかを見極めるのは非常に難しい。江戸時代の米相場の頃から「天底を当てるのは至難の業」とされているほどだ。今回も先週7日で日経平均は底を打ったかに見えたが、メジャーSQ直前のきのう、現物は873円安の1万2415円まで売られ安値を更新した。先物の方は1万2400円で踏みとどまり、6月7日の1万2290円を割り込まなかったから、これで反発に向かえばダブルボトムの形になる。ただ、今回の日本株急落の引き金を引いたのは、5月22日のFRBのバーナンキ議長の議会証言(初めて量的緩和の出口戦略に言及した)であることから考えて、やはり来週18、19日のFOMC(連邦公開市場委員会)でバーナンキ議長が火消しに動くかどうかが焦点になる。バーナンキ議長は5月22日に「資産買い入れ(QE政策)は経済見通し、とりわけ労働市場の見通しが実質的かつ持続的に改善すれば、そのペースを緩やかに縮小していく用意がある」と発言したに過ぎない。しかし、これが日本株の暴落や円の急騰、新興国通貨の暴落など、とんでもない事態を引き起こした。FRBの量的緩和が始まったのは09年からだが、それ以来、バーナンキ議長が量...
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本格反騰 PART2

今日は3カ月に1度のメジャーSQ2日前ということで、本来のアノマリー(理論的に説明できない規則性)なら「急落の急所」だった。しかし朝方、日経平均は300円以上急落する局面があったものの、引けにかけて一時プラス転換するなど、下げ幅を大幅に縮めて終わった。やはり、先週末の1万2548円で底を打ち、反発局面にあるからこその値動きと言えるだろう。ただし、今週末のメジャーSQが残っている。日銀決定会合、SQ2日前という2大イベントをどうにか浅い傷で乗り越えたものの、最終決戦はやはりメジャーSQである。売り方はSQ当日の寄り付きに残ったエネルギーをすべて使って売り仕掛けてくる可能性がまだある。もっとも、日経225先物に関しては、今日現在で6月限の建玉33万8000枚に対して、9月限の建玉が27万枚とロール・オーバーが劇的に進んでいる。この分だとSQ当日の波乱は相当急減されるので、あとは為替や債券先物の動き次第と私は見ている。何度も言うようだが、おそらく先週末で日経平均が底打ちした可能性は相当高いので、ここからは売られ過ぎた銘柄のリバウンド狙う買いのタイミングを図る投資家が増えるだろう。基本的には生...
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本格反騰

日経平均株価は今日、636円高と今年最大の上げ幅を記録し、しかも高値引けで終わった。先週末発表の米雇用統計が予想を上回ってNYダウが同じく今年最大の上げ幅になったということもあるが、おそらく先週末にドル円相場が94円台まで突っ込んだことで、FX(外為証拠金取引)で円を売ってドルを買っていた投資家や、円を借りて日本株を買うという円キャリートレードを行なっていた投資家もすべて投げさせられて、そこで初めて買いポジションがすべて整理され、相場が大底を打ったと考えられる。今回の急落局面では、異次元緩和後の上昇ピッチが早かったせいもあり、まさしく真空地帯をほとんど抵抗もなく暴落した感じだった。先週金曜日の後場から始まった反発局面も、やはり半ば真空地帯を1万4000円台までは比較的短期間で駆け上ると思うが、以前書いたように、鬼門である1万4300円近辺でもみ合うと予想する。もっとも、その前に今週末のメジャーSQが控えているから、相場アノマリー(理論的に説明できない規則性)である「SQ2日前の水曜日」に、再びヘッジファンドが売り仕掛けをしてくる恐れもあるので、あまり楽観的になるのは早計だ。SQ2日前は...
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夜明け前が一番暗い PART3

日経平均株価はついに4月4日の異次元緩和当日の終値を下回った。下落率も20%に達したが、ヘッジファンドの帝王、ジョージ・ソロスが「今週から再び円売り・日本株買いを再開した」と今日午後に伝えられ、市場心理が大きく好転した気がする。さらに公的年金の運用を手掛けるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、3時から運用方針の変更について説明会を開くというニュースも伝わり、日経平均は1万2548円の安値をつけた後、一時200円高の1万3106円まで550円も急反発した。まだ微妙なところだが、日経平均株価は底値圏に到達したような印象を受ける。今日は円相場が一時1ドル=95円53銭と前日よりも4円近く円高に振れたにも関わらず、日経平均の下げが最大時でも350円安にとどまり、「売り枯れ」の印象を強く受ける。マザーズ市場がきのう、今日と2桁の急落となったのが気になるが、日経平均と日経ジャスダック平均が異次元緩和後の上げ分をすべて失ったのに対して、東証マザーズ指数はまだ70ポイント近く高い水準にあり、そこをヘッジファンドが貸し株を利用して突いてきたと私は見ている。マザーズ市場と同じく、個人投資家の比率...
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夜明け前が一番暗い PART2

きのうの急反発で底打ったかに見えた日経平均だが、今日再び500円超の下げとなって、終値ベースで急落後の最安値を更新した。終値は1万3014円とかろうじて1万3000円の大台をキープしたものの、日経225先物は現物市場が引けた後、3時15分に1万2940円まで下げて大引けとなった。こちらは、きのう午前中につけた最安値を10円上回っている。今日は安倍総理が成長戦略の第3弾を講演会で発表する日程だった。その講演内容が伝えられたのは後場寄り直前で、寄り付き直後の日経平均は一時170円高まであったが、そこから大引けまでの2時間半でちょうど700円も急落してしまった。成長戦略のインパクトが小さ過ぎて失望売りが出たと報道されるのだろうが、実際は引き続き、CTA(商品投資顧問)の売り崩しにまんまとやられてしまった感じである。今日、再び日経平均が急落(3.8%安)したにも関わらず、新興市場は驚くほど底堅かった。マザーズ指数は2時過ぎまでプラスを維持していたが、さすがに引けは4ポイント安の871ポイントで、下落率は0.56%にとどまった。日経ジャスダック平均も同様で0.45%の下げ、東証二部指数も下落率は...
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夜明け前が一番暗い

日経平均の下値メドとして75日移動平均(6月3日現在で1万3034円)に近い1万3000円をあげる市場関係者が増えている。今日の大証の夜間取引では5時14分に1万3070円まで売られ、ほぼその下値メドとされるレベルに到達しつつある。しかし、現在の売り仕掛けを主導していると見られるCTA(商品投資顧問)系のヘッジファンドは、下値メドとは関係なく、値幅が狙えそうなら売りを浴びせてくるとの見方もある。彼らは基本的にロボット・トレーディング(コンピュータを駆使した高速プログラム売買)を行なっており、テクニカル分析を無視してプログラムが走るため、過去の経験則がほとんど通用しない面がある。CTAが幅をきかせている以上、彼らが売り仕掛けをやめるまで、やはり下手に動かず、生き残り第一で対処するのがベターだろう。相場の世界ではメインプレイヤーに逆らうと、恐ろしく酷い目にあうのが常である。ただ、救いもある。株式相場の先行指標となる新興市場はすでに下げ止まりつつあるからだ。日経平均が下値を切り下げているのとは対照的に、東証マザーズ指数は先々週24日の安値782ポイントを底に下値を大きく切り上げ、今日も4.2...