2013-06-26

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中国リスクと6月中間期末

前回も書いたように、最近の株式市場はQE3(量的緩和第3弾)の早期縮小よりも、中国のシャドーバンキング(影の銀行)問題に振り回されている。今日も日経平均は朝方200円以上も値上がりしていたのに、上海市場が開く10時半過ぎから一気に値を崩した。これはきのう、おとといと同じパターン。中国のシャドーバンキングがQE3縮小に次ぐ強力な悪材料として立ちはだかっている。中国のシャドーバンキング(主役は理財商品と言われる期間6カ月から1年程度の高利回りの金融商品)は、住宅バブルを主導した米国のシャドーバンキングとは中身がかなり違うが、主に銀行が不良債権を投資家に押し付けているという点では共通している。中国の金融当局が本格的にシャドーバンキング対策に乗り出したために、短期金融市場の混乱や中国株の暴落が起きているわけだが、その原因となった理財商品の大量の満期償還(6月末に推定約24兆円が償還を迎える)問題は、大方、資金繰りがついたと見られ、米国ではQE3縮小騒動の影に隠れてあまり問題視されていない。報道規制の厳しい中国も、それほど大きな騒動になっていないようで、大騒ぎしているのは日本だけという感じである...