2013-05

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ヘッジファンドの45日ルール通過で大波乱 PART2

日経平均が1万6700円程度までは過去の累積売買代金が少なく、その真空地帯をあっという間に駆け上がってしまう可能性があることは、これまでも何度か書いた。そのために、日経平均は異常なほど下値抵抗力がついている。場中に急落しても、大引けではなぜか大きく戻して引けるのである。日経平均は15日水曜日に5年ぶりに1万5000円台に乗せた。きのうは一時1万4879円まで200円以上も急落したが、大引けでは160円近く戻して1万5000円台をキープして引けた。今日も前場に1万4902円まで下げたが、大引けでは100円高の1万5138円と、終値ベースの新値を更新した。やはり、いまの相場は異次元緩和の下支えにより、異次元の底堅さを見せている。なお、昨日、おとといの含み資産株やノンバンク株、バイオ関連株、それに新興市場全般の急落につながった「Jトラスト・ショック」は、今日のJトラスト株の急反発(289円高と10.3%上昇)や、東証REIT市場の大幅高(5.7%高)で一巡したようである。これまで急騰してきた大化け株ほど急落したので、一時はどうなることかと思ったが、市場はようやく落ち着きを取り戻した感がある。...
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ヘッジファンドの45日ルール通過で大波乱

前回も似たようなことを書いたが、日経平均はわずか6営業日で1万4000円台が終了して、1万5000円台に乗せてしまった。過去の累積売買代金を見ると、1万4000円台から1万6700円程度まではリーマン・ショック後にあっという間に急落してしまったせいでシコリが非常に少なく、日経平均は真空地帯を駆け上がっていると言えるだろう。しかしながら、今日はきのう1130億円の株主割当増資を発表したJトラストがストップ安したことを引き金に、その他のノンバンク株や含み資産株、バイオ関連株などにも投げ売りが広がり、中小型成長株や新興市場株が総崩れになってしまった。まさか決算発表でJトラストがそんな株主を裏切るようなことを発表するとは、私も想定していなかった。東証マザーズ指数は今日の朝つけた高値1063ポイントから一時937ポイントまで売られ、結局8.2%安の966ポイントで終わった。Jトラストは当ブログや新聞、雑誌などの記事で何度も取り上げた銘柄であり、私もまさか藤澤社長がそんなひどいことをするとは思ってもみなかった。ただし、同社のファイナンシャル・アドバイザーは、Jトラストの前身のイッコーを買収した時か...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART11

日経平均は今日も3桁の上昇となり、1万5000円台まであと220円程度に迫った。1万4000円台に乗せて、わずか5営業日足らずでここまで上昇するのは脅威的としか言いようがないが、現在の1万4000円台から1万6000円までは累積売買代金が非常に少なく、日経平均は真空地帯を駆け上がっているのが実情だろう。ただし、気になることがいくつかある。1つはREIT(上場不動産投信)が急落していることだ。今日、東証REIT指数は日銀が2営業日連続で6億円の市場介入(買い入れ)を行なったにも関わらず、4.3%安の1426ポイントまで急落した。一時は1408ポイントまで下げ、75日移動平均(13日は1434ポイント)を昨年7月以来、10カ月ぶりに割り込んだ。REITを専門に組み入れているオープン型のREIT投信を個人投資家が大量に解約し、個別株や他の株式投信に資金を移していることが原因との見方が多い。近く上場するREIT「野村不動産マスターファンド」を買うための換金売りとの見方もあるようだが、いずれにしても日経平均やTOPIXが急伸する一方で、REITが4月5日の年初来高値1717ポイントから300ポイ...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART10

おとといの証券スクールの株式講演会で、円相場について「100円手前で長く保ちあったので、1ドル=100円を突破したら一気に大幅な円安になる可能性が大きい」と予想した。きのうの深夜の段階で、あすのオプションSQに絡めて再び1ドル=100円にトライするとは思っていたが、「またギリギリで押し戻される」とつぶやきながら、携帯電話のスイッチを切って寝た。朝起きて驚いたのは、1ドル=101円に迫っていたことである。今日の午後1時過ぎに株式新聞の編集長と電話で「凄まじいことになってますねえ」などと言い合いながら、「この調子では、あっという間に1万5000円台に台替わりする」と直感した。編集長も同意見だったようで、「むしろ過熱感はない」とあきれていた。バブル時代もこういう不思議な感覚にとらわれることがよくあった。前回、「アイフル(8515)やアコム(8572)などノンバンク株は、総じて投資信託と見られる大口の買いが継続しているようだ」と書いたが、やはりその分析はズバリだったようで、アイフルは今日、いちじ前日比220円高の1440円までぶっ飛んだ。出来高も1億770万株と、10営業日ぶりの1億株乗せとな...
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日銀の異次元緩和の猛威 PART9

今年のゴールデンウィークはやはり危機にはならず、フタを開けてみれば3、4、5、6の4連休中に日経平均はシカゴの先物で540円も急騰して、一気に1万4000円台へと代替わりしてしまった。ただ、今日は昼過ぎにマザーズ指数が急落して肝を冷やす場面があった。これには少々、解説がいる。マザーズ指数は4月1日、2日と急落して、2日間で一時15%を超える下落率となった。その4月2日の安値が548ポイントである。そして、そこからわずか1カ月余りの今日の午前中、マザーズ指数は1083ポイントの高値をつけた。1カ月強で約2倍という恐るべき上昇率を記録したのである。これで警戒感が一気に高まって、昼過ぎからマザーズ市場の主力株に投げ売りが急増した。マザーズ指数は今日の午前中、前日比で9%以上も急騰していたのだが、わずか30分で前日比3%安まで急落した。引けは3.2%高の1029ポイントとなったが、高値圏で大きな上ヒゲを引くことになった。チャート分析をかじったことのある人が見れば、非常に不気味に感じることだろう。きのうのテレビ東京の「ガイアの夜明け」で、タカラバイオの制ガン剤を取り上げたため、同社や親会社のタカ...