ブログ(会員限定) 大転換か PART3
スペイン情勢はいまだ波乱含みである。先週末はフィッチによるスペイン国債の3段階格下げ、きのうはそれに伴うスペイン大手銀行18行の格下げもあった。ヘッジファンドや投資銀行のターゲットがギリシャからスペインに移行した以上、ギリシャの悪材料は今後も噴出してくるだろう。今月は明日、明後日の日銀金融政策決定会合、17日のギリシャの再選挙やG20、EU首脳会合など大イベントがありすぎて、株価も月末にかけて乱高下が予想されるが、NYダウを筆頭に主要国の株価指数は戻り歩調を強めている。株価はもう大イベント後の好材料を織り込み始めている。ただ、スペインの悪材料はギリシャのように途切れなく出てくることが予想されるので、それを打ち消す好材料をユーロ圏やG20の中央銀行などは次から次へ出す必要に迫られている。しかし、以前から私が警告してきたように、現在の世界同時株安の最大の原因は欧州債務危機ではなく、7月から実施される「ボルカー・ルール」であって、この発効に伴うゴールドマンなどの投資銀行や、その傘下にあるヘッジファンドのデリバティブポジションの解消は、相当進んだと推測される。さらに、今月末には欧州銀行監督機構...
