ブログ(会員限定) 7月の「ボルカー・ルール」発効に向けた水面下のポジション解消
米フェイスブック株のIPOは期待外れに終わったが、同日の米オプションSQ通過と合わせて大イベント一巡、悪材料出尽くし感が強まると予想する。例年、ヘッジファンドの中間決算に合わせた換金売りの多い5月半ばは急落の急所でもあるが、底入れしやすい時期でもある。底入れした例としては03年、04年、05年と3年連続で4~5月に大きな急落があり、その後相場が上昇に転じた。去年は東日本大震災、一昨年はギリシャ・ショック、その前はリーマン・ショックと、ここ3年ほどは必ずしも5月に底入れしたわけではないが、いずれにしても、いまは底入れするか一段安となるかの分かれ目になっているのは確かだろう。4月以降の世界的な株価の急落は、欧州債務危機よりも7月に発効する「ボルカー・ルール」の影響の方が遥かに大きいと見ている。これは米銀にCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)などを含む自己勘定取引を禁じるほか、ヘッジファンドや未上場企業(プライベートエクイティなど)への投資を禁止するものだ。この絡みで、CDSの巨人であるJPモルガン・チェースの巨額デリバティブ特損が発覚したと見ていい。JPモルガン・チェースはCDSを自...
