2012-05-02

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やはり様子見2

連休直前の先月27日に格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表したスペイン国債の2段階格下げは、ゴールデンウィーク危機の始まりを告げるものだった。これを受けて円相場は79円台に突入。日経平均はきのう、9332円まで値下がりし、2カ月半ぶりの安値をつけた。これにより、2月14日に日銀が実質的なインフレ目標の導入を含む追加緩和策を表明して上昇した分1350円のうち、4分の3が失われたことになる。ただ、NYダウはきのう、4年4カ月ぶりの高値をつけた。株価のボラティリティと投資家の心理状態を表すVIX指数(恐怖指数)も平常時の水準に下がったままである。中国の上海総合株価指数やイギリスのFT100指数も4月上旬から反転して上昇基調にある。つまり、主要国で欧州債務危機の再燃に怯えているのはユーロ圏と日本だけと言っても過言ではない。6日のフランス大統領選の結果を見ないと何とも言えないが、サルコジが負けてオランド政権が誕生するのは8割方、株価に織り込まれているから、アク抜けとなる可能性の方が高いと私は見ている。いずれにしても、様子見だ。7日(月)の更新はお休みさせていただきます。