ブログ(会員限定) ついに欧州版QE2発動、ユーロ急落に注意
欧州中央銀行は先週21日、4892億ユーロ(約50兆円)もの量的緩和策に踏み切った。国債を担保に3年間、わずか1%程度の超低金利(政策金利)で銀行に資金を貸し出すというものだ。これが好感されて当日のNYダウは一時350ドルも急伸した。日経平均はたったの123円高にとどまったが、このニュースは金融市場にとって今年最大級の好材料と言っていい。というのも、国債を欧州中銀が間接的に買い取る形になるため、いわばこれは欧州版のQE2(量的緩和第2弾)と言えるからだ。なぜ第2弾なのかといえば、実はリーマン・ショックで金融危機が深刻化した2年半前にも、今回と同様のスキームで1年物の低利融資を実施していて、その時は4420億ユーロと今回を1割下回る規模だった。しかし、1回目はとっくに満期がきていて、資金は欧州中銀がすべて回収した。一方、米FRBが実施したQE1は1兆7250億ドル、QE2は6000億ドル、合わせて円換算で約186兆円に達し、これはまだ1ドルもFRBが回収していない。欧州中銀は来年2月にも今回と同様に、3年物の無制限の資金供給を行なう予定だが、それが引き金になってユーロ安が一気に進む恐れが...
