2011-12

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ついに欧州版QE2発動、ユーロ急落に注意

欧州中央銀行は先週21日、4892億ユーロ(約50兆円)もの量的緩和策に踏み切った。国債を担保に3年間、わずか1%程度の超低金利(政策金利)で銀行に資金を貸し出すというものだ。これが好感されて当日のNYダウは一時350ドルも急伸した。日経平均はたったの123円高にとどまったが、このニュースは金融市場にとって今年最大級の好材料と言っていい。というのも、国債を欧州中銀が間接的に買い取る形になるため、いわばこれは欧州版のQE2(量的緩和第2弾)と言えるからだ。なぜ第2弾なのかといえば、実はリーマン・ショックで金融危機が深刻化した2年半前にも、今回と同様のスキームで1年物の低利融資を実施していて、その時は4420億ユーロと今回を1割下回る規模だった。しかし、1回目はとっくに満期がきていて、資金は欧州中銀がすべて回収した。一方、米FRBが実施したQE1は1兆7250億ドル、QE2は6000億ドル、合わせて円換算で約186兆円に達し、これはまだ1ドルもFRBが回収していない。欧州中銀は来年2月にも今回と同様に、3年物の無制限の資金供給を行なう予定だが、それが引き金になってユーロ安が一気に進む恐れが...
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自動車部品株が出直る

欧州中央銀行が21日から大規模な量的緩和政策に踏み切る。いわば欧州版QE2(量的緩和第2弾)だが、やはり世界の株式市場を苦しめ続けた欧州債務危機はターニング・ポイントを迎えている。タイの洪水の影響で急落した自動車部品株が出直ってきている。基本的には下げ過ぎの反動なのだが、ホンダ系のエイチワン(5989)が先月の安値から直近で6割近く急騰したほか、同じくホンダ系のユタカ技研(7229)が30%、ケーヒン(7251)が23%、いすゞ系のTDF(5641)が30%、独立系の大同メタル(7245)が24%の反発といった具合だ。先週16日、日産自動車が子会社の愛知機械(7263)を株式交換で完全子会社化すると発表したことも、自動車部品株には追い風になっているようだ。直前の株価からはじいた上乗せプレミアムは27%に達する。大手自動車メーカーが上場子会社を完全子会社化するのは珍しい。ここ数年では、トヨタが大震災で被災した非上場の自動車組み立て子会社2社を救済する目的で、同業の上場子会社である関東自動車を完全子会社化し、3社を統合したケースがあるくらいだろう。しかしながら、日産の愛知機械完全子会社化が...
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要警戒=チャンスか

北朝鮮の金正日総書記が死去したとのニュースを受けて、日経平均は一時120円を超える下げになった。韓国株が一時5%を超える下げになったのに連れ安した形である。年末で新規資金が入らないこともあり、こうした悪材料には過敏に反応しがちなのだが、逆に好材料にはほとんど反応しないのも今の相場の特徴と言える。地合いが悪いとしか言いようがない。外国人投資家の手仕舞い売りは先週末で一巡したと見ていたのだが、今日はパナソニックやソニー、野村HDなどが出来高を伴って急落したので、まだクリスマス休暇に入らずに運用資産の現金化を続けているファンドがあるようだ。だとすれば、今週いっぱいは要警戒だが、突っ込み買いのチャンスという見方もできる。
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ソーシャルゲーム開発会社に注目 PART2

今年最大のIPOとなったオンラインゲームのネクソン(3659)は、今日144円安の1100円で終わり、きのうの初値1307円からは200円超の下落となってしまった。やはり公募株数が7000万株とべらぼうに多かったのが裏目に出たと言える。しかし、ソーシャルゲームやオンラインゲーム関連株は、ネクソンの急落に反して、総じて買われている。前回紹介したKLab(クラブ、3656)は今日35円高の4510円、クルーズ(2138)は3500円高の11万8100円、ドリコム(3793)は1200円高の13万9600円(高値は14万6300円まであった)、さらにディー・エヌ・エー(2432)は113円高の2302円だった。今日はネクソンだけでなく、短期資金が入っていた株が軒並み売られた。オリンパス(7733)は一時119円安の922円、新日本理化(4406)は125円安の713円といった調子である。もしかしたら、今日が12月末から数えて15日で、外資系のファンドなどがクリスマス休暇のために全て手仕舞いする特異日だった影響があるのかもしれない。
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ソーシャルゲーム開発会社に注目

今日はオリンパスが決算書の提出を終え、とりあえず上場維持が確定した。さらに、午後に入って公取委が新日鉄と住金の合併を承認したと伝わった。どちらのニュースも事前に織り込み済みとはいえ、オリンパスの株価が上下311円の値幅で異常なほど乱高下したのに対し、新日鉄と住金は鳴かず飛ばずというか、まったく動かなかった。それはさておき、今日、今年最大のIPOとなるオンラインゲームのネクソン(3659)が上場した。公開価格1300円に対して初値は1307円、高値は1310円、終値は1270円と期待外れに終わった。しかし、携帯電話のスマフォへの移行で、ソーシャルゲームはより高度なパソコンのオンラインゲームに近づくと見られ、グリーやディー・エヌ・エーよりもネクソンの優位性が指摘されている。そんなわけで、ソーシャルゲームやオンラインゲームにコンテンツを提供するソフト開発会社に一段と市場の注目が集まると予想される。ややリスクは大きいが、KLab(クラブ、3656)、クルーズ(2138)、ドリコム(3793)は化ける余地があると言える
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むしろチャンスか PART3

やはりジョージ・ソロスの読みは正しかった。先週末のブログで、ソロスがイタリアなどの欧州国債を合わせて約20億ドル(1560億円)を11月に買っていたことを書いたが、先週末のEU首脳会合は、間違いなく欧州債務危機の重要な転換点になったと考えられる。EU首脳会合前までは、財政統合に向けた条約改正をユーロ圏17カ国で合意できるかが焦点だったが、蓋を開けてみたら、イギリスを除くすべてのEU諸国(26カ国)が新条約に合意。来年3月までの署名を目指すことになった。もちろん、新条約が発効するまでには最低でも1年以上かかる。条約そのものがまだできていないし、それを各国の議会で批准したり、国民投票にかけたりしなければならず、脱落する国もあるだろう。しかし、欧州が1つの国になる財政統合に向けた歴史的な一歩であることは間違いないし、そもそも債務危機は通貨統合だけして財政がバラバラであったことが原因のため、問題の根本的な解決に踏み出したことは大いに評価できる。市場では債務危機を払しょくするには力不足という見方が多いが、言いたいヤツには言わせておけばいい。そんなことよりEU首脳会合と同時並行で開催されたCOP1...
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むしろチャンスか PART2

著名投資家のジョージ・ソロスが先週、イタリアなどの欧州国債を合わせて約20億ドル(1560億円)買ったことが判明した。10月に経営破綻したMFグローバルが保有していたものを引き取った形だが、ソロスは欧州債務危機がこれ以上悪化しないと読んだようだ。今日のEU首脳会合は欧州債務危機の重要な転換点になる可能性がある。通貨危機の原点である財政統合に向けた条約改正をユーロ圏17カ国で合意できるかが焦点で、これが合意できたら、いくつかの国は抜け落ちるかも知れないが、かなりの大前進と言える。市場では欧州債務危機が佳境に達したことで、すっかり様子見気分が蔓延していて、物色対象は相変わらず仕手系材料株が中心。この流れは年末まで変わらないだろう。エス・バイ・エル(1919)や日成ビルド(1916)といったまともな低位株に注目している。
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新年=2012 年1月相場編 ※CFP、AFPの方はFP継続教育単位が取得できます。12月25日(日)13:30~15:30会場は、永田町 星陵会館4階・会議室 です。お申込みは→
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