2011-10-05

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超弱気を返上2

前回書いた「対中為替制裁法案(正式には為替相場監視改革法案という)」は、日本時間4日未明に審議入りするかどうかの採決が上院で行なわれ、賛成79、反対19の圧倒的多数で審議入りが決まった。実は昨年もほぼ同じ内容の法案が圧倒的多数で下院を通過している(賛成348、反対79)。ところが、ホワイトハウスが法案に否定的な見解を示したため、与党民主党が多数を持つ上院では、法案そのものは提出されたものの、未審議に終わった。ただ、米財務省は昨年10月15日提出期限の為替報告書の公表を見送り(通常は年2回、4月と10月に公表)、中国を為替操作国に認定するかもしれないという圧力を掛け続けた。そして、為替報告書は翌年2月まで4カ月も公表が延期され続けた。もちろん、オバマ政権が中国との関係悪化を恐れたからである。非常に興味深いのは、ほぼまったく同じ法案が昨年はホワイトハウスの意向で上院が審議入りできなかったのに、今年は超スピード採決で審議入りできたことだ。この1年間で議員は上院も下院も入れ替わりがないために、下院も法案が提出されれば通過する可能性はかなり高いと言える。あとはオバマ大統領がサインするかどうかだが...