ブログ(会員限定) ガイトナー米財務長官が決定打の1つに言及
欧州ソブリン危機は決定打となる解決策が出されないまま、絆創膏のような支援策を小出しにする状況が続いている。決定打となりそうなのは①欧州共同債の発行、②欧州金融安定基金(EFSF)の大幅拡充、③EU諸国の財政統合の3つ。いずれもEU諸国の議会の承認を受ける必要があるため、即実行というわけには行かない。この3つの決定打のうち、先週末のIMF年次総会で議論になったのが②の欧州金融安定基金の大幅拡充だ。米国のガイトナー財務長官がEU諸国に基金を大幅拡充するよう厳しい口調で迫ったという。EU以外の主要国からも同じ要求が次々と突き付けられ、週明け月曜日には「欧州金融安定基金が欧州中央銀行から融資を受ける形で、近く4400億ユーロ(約45兆円)に増える予定の基金にレバレッジをかけ、数兆ユーロの投融資枠を確保することが検討されている」と米ニュース専門チャンネルCNBCが伝えた。これが好感されてNYダウは2日連続大幅高となり、日経平均も250円近く上昇したが、欧州金融安定基金の大幅拡充にはいつものようにドイツが反対に回る模様で、現状では拡充法案を議会で可決しても、7月の段階で示された2600億ユーロから...
