ブログ(会員限定) 投機マネーが流入した投資対象はすべて急落
欧州債務危機が深刻化した今月5日以降、株ばかりでなく金や銀、銅、小麦などのコモディティ、それに豪ドルやブラジルレアルといった新興国通貨も暴落に近い下げになっている。ちょうど3年前、リーマン・ショック前後に起きた投機マネーの巻き戻しによる相場急落の状況に極めて似てきたと言える。市場では「リーマン・ショック2」という言葉が完全に定着しつつある。こうした投機マネーによってバブル的に相場が上昇した投資対象は、金融危機の拡大とともに急速に投げ売りされ、投機マネーが一気に流出することによって相場が信じられないほど暴落することを3年前に我々は経験している。その経験則から、今回はそれを先回りした投機筋のドテン売りも入って、下げが加速した面もある。また、先週末にCMEが金、銀、銅の証拠金を大幅に引き上げたことも、投機筋の投げ売りを加速させた。やはり、いまはリスクを極力避けて、嵐が過ぎ去るまで安全策で行くほかないだろう。
