2011-02-23

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資源・エネルギー関連株の押し目

株式市場は世界的に、中東の民主化運動がサウジアラビアに波及することを心配している。今の勢いで行けば、中東で独裁政治を行なっている国は、すべて大規模な民主化運動が巻き起こり、独裁政権は転覆させられると見ておくのが無難だ。ただ、民主化勢力が政権をとったとしても、直ちに原油の供給が止まるわけではないし、油田を国有化するわけでもない。原油の供給不安はかなり漠然としたものだ。サウジに激しい民主化運動が起こったとしても、サウジの王族に関しては、リビアのカザフィー大佐一族のように市民に向けて空爆したり、虐殺したりはしないだろう。ただ、この国の場合は米政府の息のかかった勢力がいくつも控えている。それらが反体制派を切り崩す動きに出ると思われるので、チュニジアやエジプトのように短期間で事態が収拾するとは思えない。ここが火種になって、原油価格が一段と上昇するリスクは十分ある。ヘッジファンドなどの投機筋の仕掛け売りが一巡するまで、基本的には様子見が無難だが、エネルギー関連株をポートフォリオに組み込むか、比率を高める準備はしておくべきだろう。