2010-10-22

ブログ(会員限定)

ドイツが中国と手を結んで米国に激しく反発

今日からG20財務相・中央銀行総裁会議が始まるが、いわゆる事前のシェルパの会議(事務レベル会議)は相当紛糾したようである。今回のG20はつまるところ、中国の人民元をいかにして切り上げさせるかが目的。その目的達成のためには、中国包囲網を作らなければならないのだが、どうやら例によってドイツが米国に猛反発しているという。仮に、G20の中で1対19の戦いになったとしても、中国が簡単に人民元の切り上げを呑まないことは、誰もがわかっている。だから、今回は搦め手(からめて)から攻めようと、米国は対GDP比の経常黒字を一定以下の水準(例えば4%以下とか)に抑える数値目標の導入を提案した。これにドイツが噛みついた。というのも、ドイツは中国よりも経常黒字が大きいからだ。ドイツの対GDP比の黒字額は6%超、中国が5%弱、日本が3%台後半といったところ。仮にこれを4%以下と決めれば、中国やドイツは輸出を減らさなければならず、結果的に通貨を安値に誘導することができなくなるというカラクリ。プラザ合意後のドル安誘導のときもそうだったが、日本と同じ輸出立国のドイツは、事あるごとに米国と対立した。87年のブラックマンデ...