ブログ(会員限定) REITの出遅れ修正
前回、日銀の追加金融緩和策が引き金になって相場の流れが変わったと書いたが、株価が本格上昇に転じるには、やはりデフレ脱却法案の成立を待つ必要がありそうだ。それはもちろん、円高が止まらないからだが、今回の追加金融緩和策には円相場を反転させるようなインパクトまではなかった。しかし、やはり日銀が量的緩和策の一環としてREITなどリスク商品を買うと表明したことは、不動産業界に大きな朗報となったのは間違いない。これまでの量的緩和策といえば、国債などリスクのない金融商品の買い取りや、大手銀行などへの貸し出しに絞られていた。このため、日銀はリーマン・ショック後に約40兆円もの量的緩和を行なったが、株式市場や不動産市場に資金が回らず、資産デフレが進む一方だった。これに対して、前回も書いたが、FRB(米連邦準備理事会)がリーマン・ショック後に行なった量的緩和策は、100兆円規模の不動産担保証券の買い取りを柱とした、総額140兆円もの資金供給である。この無謀なFRBの量的緩和策で、米国のREIT指数がリーマン・ショック後の底値から2倍前後に急騰しているのに対して、日本の東証REIT指数は4割程度しか上がって...
