2010-10-06

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大転換

きのうの日銀の追加金融緩和で、相場の流れが完全に変わったようである。きのうの金融政策決定会合は、もしかしたら歴史に残るような決定を行った可能性がある。具体的には、①政策金利を現在よりも0.1%ほど低い0~0.1%前後に引き下げ、4年ぶりにゼロ金利を復活させ、②5兆円規模の基金を設立して社債やETF(上場型投信)、REIT(上場不動産投信)、国債などを買い取るとした。やはり、何と言っても5兆円の基金を作ってリスク資産の買い取りに動き出すことにインパクトがある。FRB同様、リスクのある証券化商品まで日銀の買い入れ資産の対象にすることを表明する形になったが、これは規模は小さいものの、外国人投資家に日銀の変身ぶりを印象づけることになりそうだ。そもそも、リーマン・ショック後にFRBは1兆2500億ドル(約104兆円)もの不動産担保証券の買い取りを行なった(実質的にはFRBによる不動産の買い取りを100兆円規模で実施、国債の買取りを含めると1兆7000億ドル=約142兆円の量的緩和を敢行)。これに対して日銀は、総額で40兆円程度のリスクのない証券の買い取りや、資金供給にとどまっていた。この約100...