2010-08

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追加緩和期待のあるうちに備えを

今日、明日の日銀金融政策決定会合で、まったく何も追加の金融緩和策を打ち出さないということはちょっと考えられない。何かが出されるはずだが、ヘッジファンドやFX投資家の肝を冷やすような政策は期待薄だろう。お盆休みで民主党幹部もあらかた永田町を離れる。私も水曜から夏休みを取らせてもらうので、水曜・金曜とブログの更新はないが、頼みの綱の日銀がしょぼい政策しか出さないとなると、相場は大荒れになりそうだ。現在わかっているのは、日銀が不動産投信など資産担保証券を幅広く銀行から担保として受け入れるという話だけ。資産担保証券が日銀の適格担保となれば、実質的に日銀による不動産市場への資金供給になるが、規模が小さいだけにインパクトは限定的である。とりあえず、追加緩和期待のある明日は、週末の嵐に対する備えを最低限しておきたい。
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腹の探り合い

来週はお盆休みとオプションSQが重なる、ある意味で非常に不穏な週である。オプションSQが13日の金曜日というのも不気味だが、日本の市場参加者が激減して商いが薄くなりがちなところに、「円買い・株売り」を仕掛けられると悲惨なことになりかねない。当面はSQ2日前の11日水曜の円相場と株価がどうなるかだが、政府関係者やアナリストなどが円売り介入の可能性があることをさかんにコメントしており、政府内で市場介入の是非を検討していることは間違いないようだ。もしそうだとすれば、情報収集力に長けたヘッジファンドなどにもなんらかの情報が伝わっているはずで、介入に対する警戒感も高まっていると考えられる。来週は当局と投機筋の腹の探り合いになると見ていい。
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大波乱近づく

来週後半のお盆休みに向けて、株・円相場ともに大波乱になりそうな雲行きだ。円相場は今日、1ドル=85円30銭台まで円高が進んだ。一方、債券相場は新発10年物国債が7年ぶりに1%の大台を割った。債券先物も7年ぶりの高値をつけていて、ヘッジファンドなど投機筋が猛烈な勢いで「円買い・日本株売り」あるいは「債券先物買い・株式先物売り」の裁定取引を仕掛けていることがはっきりとわかる。政府や日銀がなんらかの政策対応に動くかどうかが焦点だが、もし何もしなければ、悲惨なことになりかねない。3年前だったか、海水浴で海からあがって携帯電話を見たら、全財産が吹き飛んでいたという投資家の話が新聞に出ていたが、そんなことが再び起きるかもしれない。用心するに越したことはないだろう。もちろん、政策対応次第では、昨年12月や今年3月のような大相場になるかもしれない。
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03年の大転換時に酷似

今日の午後、日経225先物のボードを2時間近く見ていたが、「円買い・株先売り」や「債券先物買い・株先売り」の裁定取引がかなり大規模に行なわれていたようだ。私が確認できただけで、一度に1000枚以上の売り玉が6~7回出されていた。その一方で、債券先物相場はほぼ7年ぶりの高値水準(利回りベースではほぼ1%ジャスト)まで買われ、円相場も先週末一時1ドル=85円台と昨年11月下旬以来の高値をつけている。債券先物(期近)の価格が142円台に乗せたのは、直近では7月22日にもあるのだが、その前は2003年6月までさかのぼらないと見当たらない。03年6月といえば、その前月にりそな銀行に2兆円の公的資金が投入され、さらにその前月には日経平均がバブル崩壊後の安値7603円をつけた時である。つまり、この時は大きな政策転換があったわけで、銀行の不良債権処理に終止符を打つべく、小泉構造改革が本格化した時期に当たる。ギリシャショックで日本の突出した政府債務にスポットライトが当たり、3月に債券先物相場は急落するが(3月11日140円40銭→4月8日137円94銭)、そこからわずか3カ月あまりで7年ぶりの高値まで一...