2010-04

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楽観シナリオの可能性大

昨日の日経平均株価は124円安と久々に3桁の下げで終わった。3桁の下げは3月18日以来だが、過去1カ月では2回だけである。下げ相場ならヒヤっとするような急落が月に5~6回あることも珍しくないが、いまのような長い上昇相場の最中にも、反動安という形でしばしば大きな下げが起こるものである。 ただ、昨日と今日のザラ場の下げ(安値1万1148円)で、4月5日の高値(1万1408円)からは260円下げたことになる。昨年の3月からの大反騰相場では、ほぼ1カ月で2000円、率にして29%上昇したあと、4月中旬からゴールデンウィークまでに575円下げた。上昇幅に対してその3分の1弱の下げ(28.7%)である。 今回は1260円、12.4%上げたあとに260円の下げだから、上げ幅に対して20.6%の下げである。去年と同程度の調整率になるとすれば346円となり、あと90円弱の下げ余地となる。これが楽観的な調整シナリオである。 今度は、やはり去年の4月の高値から安値までと同じ下落率(6.3%)になった場合の悲観的な調整シナリオを描いてみよう。こちらは高値から718円の下げることになり、日経平均で言えば1万69...
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出遅れの内需株を物色する動き

今日は三井住友FGなどメガバンクを中心に金融株が商いを伴ってほぼ全面高になった。東証一部の売買代金上位5社はすべて金融株が独占するという珍しい状況である。金融セクター全体がかなり出遅れていただけに、過熱感の強い輸出関連株から金融株に乗り換える動きも活発化しているようだ。 これは物色の流れが輸出関連から出遅れの内需セクターにシフトする兆候ととらえるべきかもしれない。はっきり言って、業績回復期待の乏しい内需株の相場は、あくまでも幕間つなぎに過ぎないと私は見ている。本命はあくまでも輸出関連株だ。しかし一時的にせよ、内需関連株が買われるということは相場全体の底上げになるという点で大いにプラスである。個人や機関投資家の体力回復に直結するからだ。 問題は、近く訪れるであろう調整局面に備えて、内需関連株の相場を無視するか、打診買い程度でもおつきあいするかだ。過去1年間で4回あった調整局面のうち、3回はかなり深刻なものだったから、基本は見送りだが、4回のうち1回の調整がちょうど1年前の「魔のゴールデンウィーク」直前で、これは日経平均の下落率も6%と軽く、むしろ押し目買いのチャンスになっていた。 短期と...
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ヘッジファンドが売り仕掛けに動きだす

先週も書いたが、ここ2週間ほどの日経225先物の出来高は平均で5万枚台と低迷していた。つまり、ヘッジファンドはあまり動いていないと推測できたのだが、今日の225先物の出来高は3月5日以来、1カ月ぶりの7万枚乗せとなった。 つまり、ヘッジファンドが本格的に動き出したと考えられるのだ。SQ2日前の水曜日は急落の急所になりやすいのだが、これまで約1カ月にわたって上げ続けた以上、下げ始めた時の下落率も予想外に大きくなる恐れがある。やはり、今週末のオプションSQに向けて警戒が怠れない。 物色対象も機械株や電機株など輸出関連から、不動産、医薬品などの出遅れ株や仕手系材料株にシフトしてきた。特に、ディフェンシブの医薬品やヘルスケア、仕手系材料株は相場の過渡期に買われる傾向がある典型的な幕間つなぎ銘柄である。 今日の日経平均は一時110円安まで売られた。ザラ場とはいえ、日経平均の3桁の下落は約2週間ぶりのこと。これは相場が下振れしやすくなっている兆候であり、SQに向けて売り方が攻勢をかけはじめてきたと見て間違いなかろう。銘柄にもよるが、いまは買いよりも利食いのタイミングである。買い出動は急落を待ってか...
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買いが一方的に積み上がっていることに注意

今日は米国市場が休みのため、週明け月曜日の東京市場は今週の強い地合いを引き継いで始まりそうである。円相場も今日、一時94円台に突入しているから、輸出関連株の再評価はしばらく続きそうだ。 主要企業の想定為替レートは1ドル=91円だとされる。もともと控えめな業績予想を出している会社が多いこともあり、今月末から始まる決算発表では、増額修正が続出するだろう。最近の日経平均株価の強過ぎる動きも、決算を先取りしに行っている感がある。 ただ、今日の後場から株価が全般的に伸び悩んだことが妙に気になる。というのも、あくまでも散発的なものだが、これまで値を飛ばしてきた機械株や電機株、低PBR株などに、かなりまとまった指し値売りが出てきたからだ。 昨日指摘したように、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)が149%という歴史的な高水準をつけたことで、ファンド筋が利食いに動いたと推測される。一方で、ここ2週間ほどの日経225先物の出来高が平均で5万枚台と低迷していることから見て、ヘッジファンドはあまり動いていないと推測される。つまり、一歩的に買いが積み上がっている状況なのだ。こうな...
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きっちり利食い

ライブドアのブログでも書いたが、現在の日本株市場は完全に高値警戒ゾーンに入っている。私はテクニカル指標として騰落レシオ(値上がり銘柄÷値下がり銘柄、25日移動平均線で表すことが多い)を非常に重視しているのだが、これが記憶にないほどの高水準に達しているのだ。 騰落レシオを結構バカにしている投資家が多いのも確かだが、やはり警戒ゾーンと言われる120%を上回ってくると株価が急落しやすいのも事実だ。気になったので調べてみると、東証一部の騰落レシオが149%というのは03年以降で最高の数字だった。2番目は04年3月の148%。あの年間で40%上昇した05年ですら136%が最高である。 世界同時株高や円安という強烈な追い風が吹いている関係で、日本株だけが急に売られることもなさそうではあるが、来週9日のSQに向けてどこかでヘッジファンドが売りを仕掛けてくると予想される。利食える時はしっかり利食って次の押し目を待つもの大切だ。 きょうの値上がり上位銘柄を見ても、昨日までとはかなり顔ぶれが変わってきている。相場の流れが変わる予兆なのかもしれない。