2010-03-04

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やはり日銀の政策待ち

1ドル=87円台をうかがう円高が、3月期末に向けた株式市場のかく乱要因になってきた。基本的には来週12日のメジャーSQに向けたCTA(商品投資顧問)主導の円買い・日本株売りの裁定取引が活発化しているのだろうが、あまり円高が進むようだと、むしろ彼らにとってはやぶへびになると見ている。 昨年の対ドルでの円の高値は11月下旬の1ドル=84円台だった。参考までに言うと、昨年は1月下旬の91円台をピークに3月期末には100円前後まで急速に戻してきた。この段階では世界同時株安・ドル買い戻しが進んでいた。今年は逆にミニ世界同時株高・ドル売りの流れである。 ただ、円が対ドル、対ユーロでもこれ以上の円高で期末を迎えると、日本のデフレが企業経営にも税収にも大打撃を与える恐れもあり、やはり日銀がなんらかの対策を取らざるを得なくなると予想する。いわば、政策催促相場である。 それでも、来週末のSQまでは円高・株安傾向が続くと考えられるので、基本的には弱気スタンスを継続すべきだろう。