2010-03-01

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もしかしたら

2月16日、菅財務大臣は国会の答弁で日銀に対してインフレ目標の導入を迫る発言をした。「物価上昇率1%程度を政策的な目標にするべきだ」と言ったのだが、主要メディアはオリンピックに浮かれて、この重要な発言を新聞でもテレビでも週刊誌でも、非常に小さく扱ったか、無視したかのどちらかだった。 この菅大臣の発言は、翌日から始まった日銀の政策決定会合に向けて狙いすました発言だったのだが、日銀の白川総裁は政策決定会合後の記者会見でインフレ目標の導入を否定した。そのため、余計に菅大臣のインフレ目標政策やデフレ脱却発言が犬の遠吠えのように軽く扱われている。 しかし、この男がいま次期総理に一番近いポジションにいることを忘れてはならない。日銀に対して政府や与野党から追加金融緩和圧力が日増しに強まってきていて、どうも水面下で01年から06年まで続けた量的緩和政策と同じことをやれと日銀に要求し始めている。 おそらく、来年度予算が月内に成立する運びとなったため、日銀もこの年度内に何らかのアクションを起こすのは間違いないと見ていいだろう。ヘッジファンドや外資系証券も、そう見て日本株を積極的に売り込めないでいるところも...