ブログ(会員限定) 持ち合い解消売りに注意
来週から3月相場になる。ここ1カ月ほど日経平均は商品投資顧問(CTA)の手先であるヘッジファンドに必要以上に振り回されてきた感じだが、ここからは持ち合い解消売りという実需の売りに注意しなければならない。 というのも、たとえば輸出関連企業なら、昨年夏からの業績回復基調が、直近のトヨタショックで一変し、期末までに売る予定のなかった株を処分する企業も現れると推測されるのだ。その筆頭がトヨタであり、トヨタグループである。 トヨタは一昨年のリーマン・ショックでも、強靭な財務力を活かして、株式の持ち合い解消をほとんどまったくと言っていいほど行なってこなかった。ところが、以前指摘したように、来期は3期連続赤字が濃厚になるため、それを避ける目的でなりふり構わず持ち合い株を売却する可能性が高い。11兆円以上を市場から借り入れているトヨタにとって、3期連続赤字からくる財務格付けの引き下げ、それによる調達金利の上昇は半端ではない。おそらく、そのコストは1,000億円前後に達するだろう。 米政府のトヨタ叩き次第だが、やはり株価の先行きには慎重にならざるを得ない。
