2010-02-19

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トヨタ発のM&A再燃

トヨタは一連のリコール問題で、今期は2期連続の赤字がほぼ確定した。ところが、問題は来期で、来週の公聴会次第では3期連続赤字の可能性も出てくる。しかし、10兆円以上の実質的な借入れをしている日本一の“借金王”としては、3期連続赤字は格付けの低下→資金調達コストの急上昇にもつながるため、トヨタとしては絶対に避けねばならない。 そこで、5月の決算発表の時が有力なのだが、保有株の大量売却を今年中のどこかで発表すると予想されるのだ。売却候補はKDDI、JR東海、東京海上HD、野村HD、全日空、パナソニックなど。また、系列の部品メーカーの株を売却する可能性もある。いわゆるトヨタ直系ではない、“外様”といわれる部品メーカーだ。 それによっては、トヨタ発のM&A旋風が巻き起こる可能性もある。トヨタが動かなくても、今年はただでさえ、国際会計基準IFARSへの早めの対応もあって、業界再編やM&Aが再燃すると言われている。 ウィルコムの経営破綻もあり、その大株主のKDDIの株をトヨタが売却するとなると、それはさらなる思惑を呼ぶ。トヨタにとってKDDI株は簿価約2300億円と突出して大きい。似たような理由で、...
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偏差値50の男

トヨタのリコール問題に関して、社長をはじめとする役員陣の対応がひどいと、複数の海外メディアが伝えている。昨日も豊田章男社長が米公聴会に出席しないと発言して、アメリカ国民や議会をなめているという論調がいくつか見られる。 われわれ日本人としても、なぜ章男社長は先頭に立って謝ったり、説明しないのかと疑問に思うわけだが、その理由はニュースを見ていてもさっぱりわからない。なぜか? これはトヨタからの広告出稿を受けているすべてのマスコミが書けない問題なのだが、要するに、章男社長は多くの政治家と同じで、事前に用意した原稿以外の発言は得意ではないのだ。 章男社長は今回のリコール問題で3回記者会見を開いているのだが、一通りの会見が終わった後の記者の質問に答える時、3回に1回はしどろもどろになっているという。きのうの記者会見ではそれがあまりにひどいので、出席した記者に聞いたところ、「これでは人前に出すのも恥ずかしい」と言っていた。 章男社長はトヨタ社内で「偏差値50の男」と呼ばれていた。つまり、平社員なら務まるけれども、とてもトップの器ではないということだ。ところが、そんな男が自動車世界ナンバー1のトップ...