ブログ(会員限定) トヨタ叩きの真相
本日も都合により、株式新聞のコラムより一部を抜粋してお届けします。 「今夜、我々は新たな目標を設定した。今後5年間で輸出を2倍にする。これは200万人の雇用増加をもたらすだろう」 トヨタの大量リコール問題が発生した直後の先月27日。一般教書演説でオバマ大統領がこう発言したことは注目に値する。 時系列で一連の出来事を整理すると、オバマ政権が何をしようとしているのか、目的は何なのかがよりはっきりする。まず、先月19日にマサチューセッツ州の上院補欠選挙で民主党がまさかの敗退。これにより米民主党は上院で安定多数を失う。その2日後、オバマ大統領はボルカー経済再生諮問会議議長など経済チームを引き連れて新金融規制を発表。国民から大ひんしゅくをかっているウォール街に宣戦布告した。同じ日、トヨタがアクセルペダル問題で初めて大量リコールを発表。そして27日、一般教書演説で輸出を5年間で2倍にすると宣言。オバマ政権は、儲けるばかりでほとんど人を雇わないウォール街を叩く一方で、今度はトヨタ叩きを本格的に開始した。米政府が国有化したGMやクライスラーを再生させ、株式を再上場して再び民営化するには、やはり強過ぎる...
