2009-09-18

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リチウムイオン電池のダークホース

今回はリチウムイオン電池関連の関東電化工業(4047)を取り上げる。最大の材料は、リチウムイオン電池の電解質に使う六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)で世界シェア4割を握ること。この製品はリチウムイオン二次電池の市場急拡大で需給がひっ迫している。前期に生産能力を330トン増やし、年950トンとする体制を整えた。株式市場では同じ材料でステラケミファ(4109)が人気を集めているが(昨年11月の安値859円から直近で4890円まで暴騰した経緯がある)、こちらは六フッ化リン酸リチウムの最大手(両社で世界シェアの9割)で、売上に占める比率も20%弱と大きい。ただ、これだけ株価が急騰したのには理由がある。東証一部上場であるにも関わらず、発行済み株式数が1230万株と新興市場株並みに小さく、しかも創業一族が株式の30%前後を押さえていているからだ。ライバルである関東電化工業は旧古河財閥系企業で、発行済み株式数は5750万株。東証一部上場企業としてはこちらもかなりの小型株だが、株数はステラケミファの5倍近い。六フッ化リン酸リチウムの売上に占める比率は1割弱だが、利益の大半を占めると見られる半導体・液...