ブログ(会員限定) 環境、ITの2つのバブルが融合
私の提唱する「第二次IT革命」は、米国が国家戦略として2005年からひそかに準備していたものだったことが次第にわかってきた。その1つに、日本では「100ドルノートパソコン計画」として報道されていたものがある。正式名称は「OLPCプロジェクト(One Laptop Per Child)」という。このプロジェクトによって、パソコンの価格を携帯電話並みに引き下げ、世界中にITを普及させるというものだ。勘のいい読者ならもうおわかりかと思うが、グリーン・ニューディール構想の柱の1つになっている「スマート・グリッド(賢い送電網)」と、この「第二次IT革命」は見事にリンクしている。スマート・グリッドはITを使ってエネルギー効率を高めようというのがコンセプトで、まずは送電線網の近代化から始めて、オフィスや工場、家庭のエネルギー効率全般を高める試みである。それによって、CO2排出量を極限まで減らすのが最終目的だ。この最終目的を達成するプロセスで、さまざまなビジネス・チャンスが生まれ、それが新たな有効需要を作り出して、百年に一度の大不況を克服しようというのが、米国が描く世界経済復活のシナリオなのだ。つまり...
