2009-03

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羅針儀Vol.142 09年3月26日号 金融サミットの最大の目的はドル基軸通貨体制の見直し

政治でも経済でも相場でも、世の中が大混乱に見舞われている時は想像を絶することがしばしば起こる。4月2日に開催されるロンドン金融サミットを前に、ドル基軸通貨体制の見直し論議が活発化してきた。大恐慌に突入しかねない今の経済情勢では、ドルが基軸通貨の座から滑り落ちても何ら不思議はない。ロンドン金融サミットでそれが合意されることはまずないだろうが、方向性を示すくらいのことは可能だ。その方向性が出てくるだけで、日本は超円高の呪縛から解放されるかもしれない。もちろん、株価にも大いにプラスだが、ぬかよろこびになる可能性があるので注意が必要だろう。
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羅針儀Vol.141 09年3月12日号 自動車販売の激減がもたらした日本経済の大幅マイナス成長 販売回復がなければマイナス20%成長も

トヨタやホンダなどのメーカーから街の自動車ディーラーまで、今や日本の自動車産業の規模は70兆円にも達する。一方、その川上や川下に位置する鉄鋼、非鉄、石油化学、ゴム、ガラス、塗料、電子部品、損害保険、自動車ローンなどの関連産業を合わせると、実に日本のGDPの約半分を自動車関連産業が稼ぎ出しているという。ところが、2008年の自動車業界の売上は概算で前年比15%減少。関連産業を合わせると、全体では40兆円以上の減収となり、これが第一次オイルショック以来の2桁マイナス成長(08年10-12月期のGDP成長率は年率換算でマイナス12.1%)の“負の原動力”と見られている。ちなみに、日本のGDPは概算で550兆円だから、550兆円×マイナス12.1%=マイナス60兆円で、これは自動車関連産業の減収額に近い金額になっている。